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[ Up Date:2001/12/19 ]

木質ペレット利用交流会開催

日時 : 平成13年12月7日(金) 13:30〜16:00
場所 : 金沢市異業種研修会館

金沢市では、安原異業種工業団地をモデル団地として取り上げ、ゼロエミッション活動を進めています。古紙等のゼロエミッション化は順調に軌道に乗り、第2弾として木質廃棄物のゼロエミッション化に取り組んでいます。

今回、既存の廃棄物焼却炉の代替手段として【おがくず等→ペレット燃料→ペレットストーブ】というシステムについてご説明し、そのための実機を展示・運転しました。

また、化石燃料とは違い、再生可能エネルギーとして近年注目されている、木質ペレットも含めたバイオマスエネルギー利用について、参加者の皆様と情報交換も行いました。(この模様は、当日夜、石川TV「ニュースの森」でも放送されました。)

交流会の概要

木屑への取り組み
木質系廃棄物は古紙と違い、リサイクルのルートが整備されていません。それ故に、現状での木質系廃棄物の処理には、経済的・法的にいくつかの問題があります。
対策→木屑の燃料化
試行錯誤の結果、消去法で最終的に残った選択肢が『ペレット』(木質系廃棄物を固形燃料化したもの)です。北欧などでは山元の製材工場のおが屑などをペレットにして古くから暖房用に使用していました。他方、国内では間伐材をペレット材料にしては?と言う活動が始まっていました。
ペレットの流通
現在、国内で流通している木質系ペレットには国産と外国産があります。価格は高めの数十円/kgです。実力評価は十円/kg、末端配達を含めても二十円/kgと考えています。この上はご祝儀相場かステータス相場でしょう。
写真:交流会の様子
写真:交流会の様子
写真:ペレット・ストーブ
ペレット・ストーブ
現時点では一般に市販されている国産ストーブは有りません。展示品(左図参照)は試作品です。輸入品は種々あります。もっとも、殆どは末代物の個性的な暖房設備として製造されています。
ペレット・ストーブ・クラブ(仮称)
国産のペレット・ストーブを試作・開発するクラブ(異業種交流会)の設立を計画中です。ご関心の向きは本会館事務局に気楽にお申し出下さい。