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[ Up Date:2003/10/07 ]

先進工業団地「各務原市工業団地協議会」視察報告

日時 : 平成15年9月26日(金)〜9月27日(土)
場所 : 各務原市工業団地協議会(事務局 テクノプラザ本館210号室)
見学箇所 : テクノプラザ本館/アネックステクノ2/(株)横山製作所
参加人数 : 25名

安原工業団地協同組合では、毎年先進工業団地の視察研修を実施していますが、今年は、各務原市の「各務原市工業団地協議会」を金沢市工業団地連絡協議会と合同で実施したので報告します。

写真:テクノプラザにて

(1) 岐阜県各務原市工業団地協議会

住所 岐阜県各務原市須衛町4丁目179番地の1 (テクノプラザ本館210号室)
設立 平成11年5月12日
規模 3団地 32事業所 2000人
3団地
みどり会(各務原市工業団地)
面積 76,000平方メートル/供用開始 昭和60年
立地企業 13事業所
あけぼの会(各務原市第2工業団地)
面積 96,000平方メートル/供用開始 昭和62年
立地企業 10事業所
むらくに会(各務東町工業団地)
面積 170,000平方メートル/供用開始 平成7年
立地企業 9事業所
写真:視察研修の様子

(2) テクノプラザ

  1. 岐阜県南部の濃尾平野を流れる木曽三川流域は、IT関連の研究開発機関や企業の一大集積地となっており(この地域一帯をスイートバレーと呼んでいます)、国内の大学、研究機関はもとより、世界の研究機関と技術交流を行っています。
  2. そのスイートバレーの代表的な研究開発拠点のひとつとして、1998年に建設されたのがテクノプラザです。
  3. テクノプラザは、ITとものづくりの融合による産業の高度化・情報化及び新産業の創出を目指しており、岐阜県科学技術振興センターを中心に、VR技術やロボット技術など科学技術に関する3大機能(「新技術創出」「起業化・企業化支援」「教育研修・ものづくり」)が集積する研究開発拠点となっています。
テクノプラザ本館
岐阜県科学技術振興センターと(株)VRテクノセンターとの合築となっており、開放研究室や企業向けの技術開発室、科学技術図書館等を備えています。その他、(財)岐阜県研究開発財団、エンタープライズ岐阜事務局、岐阜県知的所有権センター、(社)発明協会岐阜県支部、(社)岐阜県工業会、科学技術振興事業団研究成果活用プラザ、岐阜県技術士会、各務原市産業高度化支援センターなどの公的支援機関が入居しています。
写真:視察研修の様子
アネックス・テクノ2
スイートバレー構想の中核拠点であるテクノプラザにおける「ものづくりの研究・支援機関」としての役割を担い、新事業の創出や地域産業の情報化等を支援する施設です。
県研究所である生産情報技術研究所と株式会社新産業支援テクノコアから成る合築施設となっています。
産業団地
業務団地VRテクノジャパンを中心に、産業の頭脳部分である研究開発、情報処理、商品開発等、関連業種の集積を一層強化して、高度な生産体制の確立、製品の高付加価値化を図っています。

(3) 株式会社 横山製作所

創立年月日 昭和29年2月1日
資本金 1,200万円
従業員 45名
事業内容 自動車/二輪車部品製造
主要品目 自動車プーリ/カップリングヨーク(ステアリング部品)/二輪車ショックアブソーバー用ブラケット

年間4,000万円程度の設備投資を行い(今年度は1億2,000万円)、徹底した機械化を推進しコストダウンを図っています。反面、「社会に貢献する会社づくりは、人間形成から・・・」をモットーに福利厚生の充実を図り、社員の技術及び生産性の向上を実現している企業です。

設備投資と人材育成により、トヨタの春と秋の年2回見積もりを提出、毎回単価を切り下げて受注していける企業体質を持っています。

写真:横山製作所の様子
写真:横山製作所の様子